|
|||
|
|||
脱獄囚と離婚した子連れ主婦の純愛映画である。それぞれの背景も描き込まれて、それなりに説得力のある話に仕上がっている。この映画で注目したいのは、恋愛する大人から弾き出される子供である。 もともと恋愛というのは2人男女間でなりたつもので、愛する2人の情熱が激しければ激しいほど余人の介入を許さないものだ。セックスが秘めたものである以上、恋人たちの間には誰も立ち入ることはできない。それは子供であろうとも同じことだ。 農業が主な産業だった頃には、恋愛はそれほど推奨されず、多くは親の決めた相手と結婚した。だから2人の間の排斥力はそれほど強くなかった。しかし、最近では恋愛こそ至上の生き方で、愛する2人の前には誰も立ち入ることはできない。この映画では、新しい男性を慕っていながら、子供は2人の間から排除されるように感じている。連れ子がいるのに新たな恋愛をするのは、子供に対する虐待だと言う台詞があってギクッとした。 原題は「Labor day」 2013年アメリカ映画 (2014.5.5) |
|||
|
|||
<TAKUMI シネマ>のおすすめ映画 2011年−別離、、人生、ブラボー! 2010年−スプライス、英国王のスピーチ 2009年−私の中のあなた、フロスト/ニクソン、インビクタス、ハート・ロッカー 2008年−ダーク ナイト、バンテージ・ポイント 2007年−告発のとき、それでもボクはやってない 2006年−家族の誕生、V フォー・ヴァンデッタ 2005年−シリアナ 2004年−アイ、 ロボット、ヴェラ・ドレイク、ミリオンダラー ベイビィ 2003年−オールド・ボーイ、16歳の合衆国 2002年−エデンより彼方に、シカゴ、しあわせな孤独、ホワイト オランダー、フォーン・ブース、 マイノリティ リポート 2001年−ゴースト ワールド、少林サッカー 2000年−アメリカン サイコ、鬼が来た!、ガールファイト、クイルズ 1999年−アメリカン ビューティ、暗い日曜日、ツインフォールズアイダホ、ファイト クラブ、 マトリックス、マルコヴィッチの穴 1998年−イフ オンリー、イースト・ウエスト、ザ トゥルーマン ショー、ハピネス 1997年−オープン ユア アイズ、グッド ウィル ハンティング、クワトロ ディアス、 チェイシング エイミー、フェイク、ヘンリー・フール、ラリー フリント 1996年−この森で、天使はバスを降りた、ジャック、バードケージ、もののけ姫 1995年以前−ゲット ショーティ、シャイン、セヴン、トントンの夏休み、ミュート ウィットネス、 リーヴィング ラスヴェガス |
|||
|