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正義が支配する社会に挑戦し、自分だけが特別な利益を入手する、それが犯罪である。 悪を憎み、社会の正義を法によって保つことが、犯人を追いつめ、逮捕することを正当化する。 だから、犯罪の追及が成り立つのだし、刑事は必死で犯人を追うのである。 ブラッド・ピットふんする刑事ミルズは、高校時代からの女友だちと結婚した。 堕落し腐敗した現代を嘆き、それに警鐘を鳴らすための殺人から、この映画は始まる。
四つ目まで殺人が進んだときに、図書館利用者名簿を闇で入手するという非合法な手段で、刑事たちは犯人を割り出してしまう。 犯人が突き止められてしまったので、犯人は予定を変更すると、刑事たちに通告してくる。 六人もの人間を殺すのだから、それだけでも重大事件なのだが、しかし、六つ目の事件までは、単なる誇大妄想狂の偶発的な殺人であるに過ぎない。 正義の追及者である刑事でも、自分の愛する奥さんが殺されたときには、凶悪な殺人鬼と同じように、犯人を殺したいのだとこの映画は言う。 自分の大切な人が、何の落ち度もないのに、憎むべき凶悪犯によって殺された。 アメリカの映画は、越えてはいけない橋を、とうとう渡ってしまった。 1995年のアメリカ映画 | |||||||||
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