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企業が倒産すれば、多くの失業者が生まれる。 彼等は職を求めて苦労する。 しかし、エンロンなどの巨大企業が倒産したとき、トップの経営者は巨額のお金を着服していた。 しかも、その着服は合法的だったらしく、法的に糾弾されることはない。 そんなことが許されて良いのか、といってこの映画が生まれたのだろう。
ディック(ジム・キャリー)は、グローバダイン社の有能な社員だった。 あと一歩で役員である。 しかし、その時に会社は倒産した。 たちまち生活に困窮する。 莫大な資産を手に入れ、自分だけ悠々自適に生活に入った。 生活に困ったディックは、妻のジェーン(ティア・レオーニ)と一緒に、強盗を始める。 恐る恐る始めた強盗は、意外に好調で、以前の生活に戻れた。 しかし、許せないのはマカリスターである。 彼への復讐のため、彼の資産を頂こうとする。 計画は上手くいって、その資産は退職者たちの年金に充てることに成功する。 やや時間がたったとは言え、時期を得た主題であり、 ジム・キャリーの演技力からすれば、面白い映画になって良いはずだった。 しかし、つまらないのだ。 まず、ジム・キャリーの演技が空回りしている。 「マスク」のような場合には、彼の軽いのりが上手くきいている。 反対に「ケーブル ガイ」「ザ トゥルーマン ショー」「マン オン ザ ムーン」「マジェスティック」のような真面目な作品では、押さえた演技が効いていた。 今回は、中途半端で、彼の演技が生かされなかった。 面白い映画を撮るのは難しい。 リメイクの今回だって、素材は面白いのだから、何とかなりそうなものなのに詰まらない。 この監督は、テレビ畑が中心で劇場映画はあまり手がけていない。 それが理由だとも思えないが、起承転結というか物語の流れが上手くないのだ。 だから、観客は画面に引きつけられない。 良きにつけ悪しきにつけ、たいがいの映画は何かしら残るものだが、この映画はすっと終わってしまい、何も残らなかった。 2005年アメリカ映画 (2005.12.28) |
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