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同棲している女性にプロポーズしたら、同棲すら解消になってしまう。 プロポーズが同棲の破綻の原因になる、きわめて今日的な状況から話は始まる。 仕方なしに、一人で生活を始める男が、ケーブルTVを申し込む。 工事にやってきたケーブル ガイが、彼を友達にしたいと様々な手段を講じる。 それが常軌を逸しているのだが、ケーブル ガイの生い立ちと相俟って、この映画は強烈なテレビ批判になっている。 途中まで、ジム・キャリーの単なるコメディだろうと思ってみていると、だんだんと現代の人間疎外が現れて、恐ろしくなる映画である。 ケーブル ガイは、子供の頃ベイビー シッター替わりに、テレビを見て育ってくる。
この映画は、ケーブルTVを申し込んだ男のほうから見ているが、途中からケーブル ガイのほうへと視点が移っていく。 ケーブルTVの作業員でありながら、テレビがベイビー シッターになっている子供を救わなければならないと、自らテレビの発信塔にむかって投身自殺を試みる彼は、現代のドン・キ・ホーテである。 「リーヴィング・ラスヴェガス」は、個人的な話だったので対応できた。 1996年のアメリカ映画 | ||||||||
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