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タバコの毒性が、とやかく言われていなかった時代、大手煙草会社の社長たちは、公聴会での証言でこぞってタバコは無害であると証言していた。 B&W社の副社長ジェフ・ワイガンド(ラッセル・クロウ)は、タバコが中毒性を持ち、人間の健康に害があることを知ってしまった。 彼は社内の主流派から浮き上がり、とうとう解雇されてしまった。 しかも、会社内で知ったことは公開しないという契約付だった。 この契約に従って守秘義務を遵守すれば、巨額の退職金や医療保険が保証された。 彼には二人の子供がおり、そのうちの一人は喘息だった。
そんなとき、CBSのプロデューサーであるローウェル(アル・パチーノ)が、タバコに関する毒性の資料を入手する。 自分の勤務する会社が反社会的な活動をしていると、会社の内部から自分の会社を告発する動きは、1960年代から始まっていた。 企業は自分の利益を守るために、合法非合法とわずさまざまな手段を用いて、告発者を骨抜きにし追い詰めてくる。 一方、ローウェルにもプレッシャーはかかってくる。 最近では、企業活動と社会的な正義が衝突したとき、企業は下がるべきだという空気が形成されてきた。 この映画は、強烈な専業主婦批判である。 伴侶が専業主婦であることは、夫にとっても拘束である。 最近、アメリカの映画は女性批判が、とりわけ強くなったように感じる。 1999年のアメリカ映画。 | |||||||||
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