古くは「スリーメン アンド ベイビー」や「ジュニアー」など男性の子育て映画が何本か生まれているが、この映画もその流れのうえにある。 ソニー(アダム・サンドラー)はグウタラのダメ男である。 30歳を越えようというのに、弁護士資格は取っているらしいが、仕事をせずにぶらぶらしている。 していることと言えば、料金所の料金徴収のアルバイトだけである。
ある時、5歳の子供ジュリアン(コール&ディラン・スプラウス兄弟の二人一役)が彼の家に連れてこられる。 面白そうだと始めたが、子育ては甘くはなかった。 取り残された彼は一人で孤軍奮闘し、それでもジュリアンと親密な関係ができる。 最近のアメリカ映画では、「エリン・ブロコビッチ」などのように女性は仕事、男性は子育てといった傾向が強い。 それにたいして、わが国や途上国の映画は、「オール アバウト マザー」のようにいまだに母の賛美や性別役割分担を美化している。 しかし、映画自体の出来と、主題のシャープさはまた別のものである。 1999年のアメリカ映画。 | |||||||||||
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