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いわゆるインディ系の映画とも違う。 見たこともないような俳優さんがでている。 もちろんポルノ映画ではない。 にもかかわらず、とてもお金がかかっている。 なぜ、こんなにお金をかけることができるのだろうか。
大金をかけて、街道でレース博打を行う話である。 最初のうちは古いACコブラとか、マセラッティなども出ている。 その後、場所は飛行場跡らしきレース場や、砂漠のなかの田舎道に移る。 むさい男たちに、ズラッと揃ったレースクィーンたち。 胸からは乳房がこぼれそうで、お尻に食い込むビキニの水着。 古いタイプのお色気が満開。 フェミニズムなどまったく無関係の世界。 アメリカの町中には美人が少ないが、よくわからない映画にもかかわらず、多くの美女たちが惜しげもなく裸体をさらす。 抜群のドライヴィング・テクニックをもつ主人公ナターシャ(ナディア・ビョーリン)も女性である。 女性が男性と同じ土俵で張り合うあたりが、古い映画とは少し違うか。 こうした映画には、主題や物語を云々するのは無意味だろう。 出てくる車のスタイルと、運動性能を堪能すればいい。 300キロ近いスピードで、車がドリフトしていく。 驚くのは、この映画のクラッシュ・シーンには,CGがいっさい使われていないというのだ。 数千万円もする車が、惜しげもなく空を飛んでクラッシュしていく。 プロダクション・ノートによれば、レバノン生まれのフランス育ちであるダニエル・サダックが、自分で持っている車を提供し、お金を出して作った映画らしい。 ワイルド スピード」とは違う醍醐味ではあるが、あまり趣味の良くない映画である。 原題「RedLine」 2007年アメリカ映画 (2008.07.23) |
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