ボスニアの戦禍を逃れて、イギリスに来た人たちを描いた映画である。 クロアチア人とセルビア人が激しく対立する地域からは、難民がたくさん生まれている。 彼等の何人かはイギリスに逃れた。 中には不法滞在になっている人もいるが、イギリス国籍をとって、イギリスで生活を始めた人たちもいる。 そうした人たちのイギリスへの定着を、迎え入れるイギリス人との交友を暖かくコミカルに描いている。
クロアチア人(ファルーク・ブルティ)とボスニア人(ダード・イェハン)が、バスの中で遭遇すると、そこでも諍いが始まる。 オランダに遊びに行っていたグリフィン(ダニー・ナスバウム)は、麻薬で意識不明のまま援助物資とともに、ボスニアへ送られる。 ユーゴスラビアから逃れてきた男ペロ(エディ・ジャンジャーノビィテ)は、交通事故にあって入院。 家族はポーシャの結婚に必ずしも賛成ではない。 クロアチア人にしろセルビア人にしろ、アジア人よりはるかにヨーロッパ人に近い風貌である。 この映画も、誰でも平和に暮らせる社会をと、愛情讃歌を謳っている。 無限定的な愛情の讃歌は、何も言っていないに等しく、むしろ反対に状況をこじらせる働きすら持つ。 1999年のイギリス映画。 | ||||||||||||
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