|
|||
父親が死んで、兄弟二人に、古びた製糸工場とおんぼろ屋敷が残された。 製紙工場は古くて、博物館にでもしたいような代物。 丘の上にぽつんと立つ屋敷も、長いあいだ誰も住んでいなかったので、ぼろぼろ。 兄のアーニーはコックとして成功していたが、市長の食事に誤ってゴキブリを混入させたことから、彼の店は閉鎖されてしまい、彼は失業。 建物の価値が判らない二人は、高く売るためにだけ、オークションにかけると言い出す。 「ホームアローン」等と同様に、常識の裏を行くこうした映画の典型で、愚かな人間の二人組に賢い弱者という設定だが、あまりにも定型的である。 映画の作りは本格派的で、最初の葬儀のシーンなどは、大河映画のような重厚さである。 お金をかけて、じっくりと作られた映画であるにも関わらず、制作意図が伝わらない悲劇的な映画だった。 SFXを使えば何でもできてしまうので、ますます想像力の勝負となってきた。 | |||
<TAKUMI シネマ>のおすすめ映画 2009年−私の中のあなた、フロスト/ニクソン 2008年−ダーク ナイト、バンテージ・ポイント 2007年−告発のとき、それでもボクはやってない 2006年−家族の誕生、V フォー・ヴァンデッタ 2005年−シリアナ 2004年−アイ、 ロボット、ヴェラ・ドレイク、ミリオンダラー ベイビィ 2003年−オールド・ボーイ、16歳の合衆国 2002年−エデンより彼方に、シカゴ、しあわせな孤独、ホワイト オランダー、フォーン・ブース、 マイノリティ リポート 2001年−ゴースト ワールド、少林サッカー 2000年−アメリカン サイコ、鬼が来た!、ガールファイト、クイルズ 1999年−アメリカン ビューティ、暗い日曜日、ツインフォールズアイダホ、ファイト クラブ、 マトリックス、マルコヴィッチの穴 1998年−イフ オンリー、イースト・ウエスト、ザ トゥルーマン ショー、ハピネス 1997年−オープン ユア アイズ、グッド ウィル ハンティング、クワトロ ディアス、 チェイシング エイミー、フェイク、ヘンリー・フール、ラリー フリント 1996年−この森で、天使はバスを降りた、ジャック、バードケージ、もののけ姫 1995年以前−ゲット ショーティ、シャイン、セヴン、トントンの夏休み、ミュート ウィットネス、 リーヴィング ラスヴェガス |
|||
|