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弟コンラッド(ショーン・ペン)ともつき合いが少なく、今は離婚し、大きな家に独りで住んでいる。 48才の時に、父親が屋根から投身して自殺した。 それが、その年齢に近づいた彼のトラウマになっている。 ある時、弟が面白いゲームがあるから、是非やって見ろと薦めに来る。 レストランでウエイターにワインをかけられる。 強欲で人付き合いのない兄を助けるべく、父親が死んだ年令である48才の誕生日に、強欲な人格を転換するためのゲームをプレゼントしたというのが、この映画の展開である。 追いつめられた彼は、離婚した奥さんになぜ自分から離れていったか、今やっと判ったと謝る。 最後に、これは全てゲームだと種明かしをされても、信じないで弟を射殺してしまう。 映画だからのつながりもあるが、何度も何度もドンデン返しがあり、手に汗を握る展開で、よくできている。 完全な娯楽映画であるが、一捻りも二捻りもされて、怖いながらにも見終わって考えさせる映画である。 この映画は、投資銀行家といった金持ちと貧乏人のギャップが開き始めたアメリカで、お金だけが人生ではないよと教えてくれる。 アメリカ映画には、娯楽作品でありながら、はっきりとした主張や主題があり、それが映画の骨格を太いものにしている。 | |||||
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