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第二次世界大戦前のイタリアで、死刑反対を貫こうとするパレルモ地裁の判事の話しである。 ムッソリーニに協力するつもりで、上司に取り入っていた会計係の男が解雇される。 映画は、裁判の場面を中心に展開していく。 第二次世界大戦直前、イタリアはフッシズムにおおわれ始めている。 ところで、時代が風雲急を告げ始めたとき、信条の実現のために、人は何によりどころを求めるのだろうか。 押さえた演出のなかで、美しい映像が展開し、落ちついたなかで死刑反対が考えられる。 陪審員のなかに死刑反対の人物がおり、裁判が終わった後、判事と親友になる。 知識階級とは、大学の教員などではなく、裕福な地主のなかにいた。 イタリアもパレルモまで来ると工業化が遅れていたので、農耕社会の生活倫理が支配していた。 貧乏な農民からの搾取の上にできたのだろうが、長年かけて築いた社会的な財産としての建築には、憧目させられる。 アメリカでは、O・J・シンプソン事件などで、陪審制度が揺らいでいる時、イタリアでは地道に人間愛が語られている。 わが国の多くの映画のように、時代の空気と同調するだけの製作態度は、結局何も生まない。 | |||
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