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アメリカ製アクション・ゲームの映画化らしく、ドンパチドンパチの連続で、単純きわまる映画である。 こうした映画が好きな人には、良いのかもしれないが、見終わって何も残らなかった。
というより、自分から抗争に飛び込んでいく。 映画で父親を演じるのが、実の父親でもあるジョン・ボイドだというのは、ちょっと驚きだ。 彼女は深窓の令嬢だが、ドンパチ・アクションが大好き。 朝起きると、ロボット相手に一戦を交えてから食事である。 なかなかにすごい設定である。 秘宝を巡って、舞台はカンボジアからヴェニスへ、そして北極らしき北国へと展開する。 もちろんCGIを多用した派手なアクションは、興ざめなほどにすごい。 アンジェリーナ・ジョリーが、見事な肢体をくっきりとあらわした服装で、さっそうと活躍する。 それでなくても大きな彼女の胸に、なおも詰め物をしてその立派さを強調しているが、派手なアクション中でもまったく揺れない美しさである。 少年時代は、男性ホルモンの完全支配下にいる。 だから少年たちは、男女の性別役割が極端に違う時代に生きている。 非力な女性はお嬢様が理想で、それでいながら自分たちのマッチョさも理解してほしい。 男女の性別という生理的な支配から、徐々に脱していくのが成人ということであり、男性ホルモンは成人するに従って減少するに違いない。 それにたいして、女性は妊娠・出産を経験するあたりで、女性ホルモンが最大になるのだろう。 いずれにせよ、性別といった事実から自由になることが、人間の成長である。 性別での切り分け=性別による役割分担は、幼稚な時代の仕組みである。 2001年のアメリカ映画 |
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