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嫁日照りのアイルランドでの話。 どこでも目先の利いた若者は都会をめざし、田舎にいるのはさえない者ばかり。 とりわけ、生活や家を支えなければならない男性たちは、田舎の生活が強制される。 真面目であるがゆえに田舎に住む彼等には、若い女性と巡り会う機会が少ない。 そのうえ、自分だって田舎のカッぺであるのに、眼は格好いいものに向いているので、まわりにいる女性が目に入らない。 自分のことは棚に上げて、まわりがダサク見える。 ますます女性との縁は遠のくばかりである。
神父さんが教会で恒例の映画会を開いた。 聖マルタ祭の日、アメリカ女性は誰もいない。 可もなし不可もなしの映画だが、見て損をしたというわけでもない。 辛い労働や厳しいしきたりがあるばかりで、女性には幸せが約束されてはいなように見える。 この映画でも、アイルランドの男性たちが格好いいと思って広告を出す先はアメリカである。 この映画で最後に、ショーン(ショーン・マクドノー)がバスに乗って都会に出るシーンは、アイルランドの後進性を象徴している。 それにしても情報途上国では、真面目な男性をちゃかす映画が多い。 2000年のアイルランド映画 |
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