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ハリソン・フォードとクリスティン・スコット・トーマスが主演する恋愛映画だが、ハリソン・フォードが老人化していて、彼には恋愛映画はもう無理である。 もともと活劇俳優として有名になった彼には、ラブシーンが似合わない。 そのうえ加齢が彼から肉体的な滑らかさを奪い、裸になって男女の絡みを演じるには精気を感じないのである。 ハーベイ・カイテルやブルース・ウィリスなどの高齢者も、ベッドシーンが登場する恋愛映画は無理である。 高齢者にもできる役はあるのだから、他の役作りをすべきだろう。
ダッチ(ハリソン・フォード)はワシントンDC警察の内務調査室に勤務する刑事であるが、彼の奥さんペイトン(スザンナ・トンプソン)は仕事だといってマイアミに出かける。 同じ時、下院議員ケイ(クリスティン・スコット・トーマス)の夫カレンも、仕事だといってマイアミに出かけた。 ペイトンとカレンはチャンドラー夫妻と名乗って、一緒に飛行機に搭乗したのだが、その飛行機は事故を起こしてチェサピーク湾に墜落した。 ダッチもケイも、伴侶が不倫をしていたとはつゆ知らず、飛行機が墜落したことによって、二人の行動が明るみに出た。 ペイトンを信じ切っていたダッチは調査を始めるが、彼女の不倫は事実であり、すでに一年以上続いていることが判明する。 両方とも既婚者の不倫は、いかにもありそうな話である。 人間の行動はそれほど器用にはできておらす、ああした二重生活が長続きするはずがない。 登場人物の名前が出てくる映画の冒頭、飛行場でタクシングする飛行機や離着陸する飛行機を低いアングルでとらえた画面は、物語の導入としてその後の展開を期待させて良かった。 1999年のアメリカ映画。 | |||||
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