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本当にイギリスは、どうしてしまったのであろう。 小粒ながら、同時代的な問題意識に支えられた秀作が、次々に生まれている。 しかも女性監督によって。 「イフ オンリー」も外国人監督だったが、この映画もブラジル生まれで、イギリス育ちの女性監督カリーヌ・アドラーである。 特別に派手なストーリーがあるわけではない。 それに対して、アイリスは胸につかえた感情のしこりを、自分でも持て余し、その処理に窮する。 そうしたところで、心の隙間が埋まるものでもない。
この映画で出色だったのは、女性の欲求を精神的にも肉体的にも、素直に表現していることである。 今までの映画はそうした女性の性的欲求を、素直に見つめてこなかったように思う。 やっとこうした女性監督が出てきたかと、女性監督の目のシャープさに、一目置くことができるようになってきた。 男性も女性もない。 画面がつぶれていたり、音楽のかぶせかたに工夫がないなどと、映画の完成度としては、必ずしも高くはない。 この映画でアイリスが示したように、しばらく女性の模索が続くであろう。 こうした監督がいる限り、女性の表現活動にも期待がもている。 1997年のイギリス映画 | |||||||||
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