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ジョン・グリシャム原作、マイケル・ダグラス製作、フランシス・コッポラ監督で、マット・デイモンが主演とくれば期待できると思うだろう。 若き弁護士ルーディ(マット・デイモン)が、貧しい人たちのために弁護を引き受けて、訴訟に勝つ話だが、如何せん話が単純すぎる。 ルーディが卒業して勤めた事務所は、FBIの手入れにあいそうなので、相棒のデック(デニー・デビート)とたちまち独立する。 二人目は、家庭内暴力に怯える若い女性ケリー(クレア・デーンズ)だが、離婚訴訟に踏み切ったとたん、夫とルーディが格闘となり、ルーディは夫を殺してしまう。 いずれも現在の訴訟万能の社会で、高い報酬をとる弁護士が、お金持ちのためにのみ働いている現状を、批判したかったのはよく判る。 現状を批判するためには、現状の反対概念を持ってくるのが定石で、若いことは現状批判の鍵にはならない。 二人目の若い女性ケリーの登場のさせ方に、自然さがない。
ルーディのボルボは良いとしても、キプラー判事がジャガーに乗っているはスノッブすぎないか。 | ||||
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