|
|||
それぞれの道で一家をなした10人の女性たちを、インタビューする形で映画はすすみ、女性たちの語る世界が画面に展開される。 10人の女性とは、元ポルノ・スター、「O嬢の物語」の作者、写真家、ラッパー、小説家など、性をめぐる表現を仕事にしてきた人たちで、彼女たちの発言は説得的でとても面白かった。 10人とも、すでに一仕事をしてきた人たちだから、多くは40才を越えている。 近代に入ったとき男性の性は、すでに肉体を離れていたので、男性にとって性は肉体であると同時に、観念としても語り得た。 そのため、女性にとっての性は、常に肉体を持ってしか語ることを得ず、若い肉体つまり繁殖に適した年齢がセクシュアリティと同一視された。 この映画に登場する女性たちは、肉体と性意識がすでに離れている。 女性たちは、性とは個々のものだと言いながら、性は解放されるべきだと主張している。 インタビュー形式だから、物語性をもった映画としてみるものはあまりない。 小さな映画館での単館上映だったから、お客さんはそれほどいないだろうと思って行ったら、150席くらいの映画館は満員だった。 | |||
<TAKUMI シネマ>のおすすめ映画 2009年−私の中のあなた、フロスト/ニクソン 2008年−ダーク ナイト、バンテージ・ポイント 2007年−告発のとき、それでもボクはやってない 2006年−家族の誕生、V フォー・ヴァンデッタ 2005年−シリアナ 2004年−アイ、 ロボット、ヴェラ・ドレイク、ミリオンダラー ベイビィ 2003年−オールド・ボーイ、16歳の合衆国 2002年−エデンより彼方に、シカゴ、しあわせな孤独、ホワイト オランダー、フォーン・ブース、 マイノリティ リポート 2001年−ゴースト ワールド、少林サッカー 2000年−アメリカン サイコ、鬼が来た!、ガールファイト、クイルズ 1999年−アメリカン ビューティ、暗い日曜日、ツインフォールズアイダホ、ファイト クラブ、 マトリックス、マルコヴィッチの穴 1998年−イフ オンリー、イースト・ウエスト、ザ トゥルーマン ショー、ハピネス 1997年−オープン ユア アイズ、グッド ウィル ハンティング、クワトロ ディアス、 チェイシング エイミー、フェイク、ヘンリー・フール、ラリー フリント 1996年−この森で、天使はバスを降りた、ジャック、バードケージ、もののけ姫 1995年以前−ゲット ショーティ、シャイン、セヴン、トントンの夏休み、ミュート ウィットネス、 リーヴィング ラスヴェガス |
|||
|