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主人公のエディ=芸名ダーク・ディグラー(マーク・ウォールバーグ)は、ジャック(バート・レイノルズ)というポルノ映画の監督に拾われて、17歳でスクリーン・デビューする。 巨根の持ち主である彼には、ポルノ・スターの才能があり、主役を演じ続ける。 しかし、慢心や他の新人の登場があり、彼はジャックと衝突。 ジャックからクビを宣告されてしまう。 ポルノ業界を離れたエディは、様々なことに手を出すが失敗ばかり。 失業したエディーは、多くの失敗の後でジャックに泣きつくが、ジャックは優しくエディを受け入れてくれる。 エディやジャックなど少数の例外を除いて、この業界にいる人間は、いつか堅気の世界でやっていきたいと考えている。 現実の社会は、すでに家父長制は崩壊し、個人主義的になっている。 エディが他から排除され、とうとう行く所がなくなったときに、頼れるのはジャックだけである。 虚の世界や回想シーンをフェイントかけた画面で、現実のシーンをジャスピンのきっかりした画面で、と交互に入れ替えながら描く様は、伝えたい主張が良く伝わってくる。 被差別者が被差別の集団へと、自ら入っていくアイロニーを主題としている。 前半はエディーが出世していく話だが、それは状況説明だから、もっと簡単に切り上げた方がいい。 コステューム・デザインや舞台設定、1970年代の時代考証が優れている。 | |||||
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