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金持ちの叔母(シャーロット・ランブリング)にもらわれた女性ケイト(ヘレナ・ボナム・カーター)が、結婚を強制される。 相手はマーク卿(アレックス・ジェニングス)なる貴族の男性である。 しかし、彼女はマートン(ライナス・ローチ)という新聞記者とすでに愛し合っていた。 そこへ、アメリカからミリー(アリソン・エリオット)という若い女性が遊びに来る。 彼女は大金持ちだったが、不治の難病を抱えており、余命幾ばくもなかった。 そのミリーがマートンに恋心を感じる。
ミリーはロンドンからベニスに行くが、一緒に行かないかとケイトを誘う。 当初とまどっていたマートンだが、ミリーともそれなりに仲良くなる。 手紙が来なくなったケイトは、マートンの心変わりを案じて、マーク卿をミリーの所へ送って、ケイトとマートンの関係をばらしてしまう。 マートンがロンドンに帰っていることを知ったケイトが、マートンの所へやってきて、ミリーの面影を払拭するように、裸になって自分の肉体で迫る。 心を弄ぶことの恐ろしさを描いたものだが、渋い画面でなかなかに味わいのある映画だった。 前半の展開がやや長く、ケイトと父親の関係の描写など不要である。 「鳩の翼」という台詞はマートンが言ったので、この映画の主人公は誰だったのか、ケイトかミリーかマートンか、それが分かりにくくなった。 珍しく富士フィルムが使われており、色調がやや醒めていたのも、それが原因だろうか。 1996年のイギリス映画 | ||||||||
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