|
||||||
舞台はアメリカ南部の田舎町である。 人種差別が大手を振って横行していた時代だったが、のどかな時代でもあった。 若い奥さんが死んだ。 出張が多い旦那は、一人息子のコリン(エドワード・ファーロング)を育てられず、地元でも有数の富豪である姪の家に彼を預ける。 父親はその後自動車事故で死ぬが、それは妻の後追い自殺だとコリンは知っている。 この映画はここから始まる。
姪の家には男がおらず、少女趣味で独身の姉ドリー(パイパー・ローリー)と商売上手でやり手の妹ヴェレーナ(シシー・スペイセク)、それに女中キャサリン(ネル・カーター)の三人暮らしだった。 しばらくは落ち込んでいたコリンだったが、自然の中で遊ぶことが好きで、野草から薬を作る才能を持った姉のドリーと親しくなる。 コリンは経済的には何不自由なく成長するが、両親を失った彼には孤独な陰がつきまとう。 商売を拡張しようとした妹が、ドリーに薬草作りの秘密を公開するように迫る。 ドリーにコリン、女中のキャサリンがついて家出し、妹は家の中で一人になる。 今まで自分がすべてを仕切って、現実離れした姉の生活を支えてきた。 田舎の小さな町に、新興宗教のキリスト教を伝導する女性シスター・アイダ(メアリー・スティーンバーゲン)がまわってくる。 コリンとハロウィーンの準備の最中に、ドリーは脳卒中で不帰の人になる。 映画の舞台になっている時代が、1940年台だと思うが、当時の時代考証が良くなされ、古い雰囲気が伝わってきた。 判事のチャーリー役で出演しているウォルター・マッソーの息子のチャールズ・マッソーが監督とプロデュースをしており、達者な脇役陣をそろえていた。 1996年のアメリカ映画。 | ||||||
<TAKUMI シネマ>のおすすめ映画 2009年−私の中のあなた、フロスト/ニクソン 2008年−ダーク ナイト、バンテージ・ポイント 2007年−告発のとき、それでもボクはやってない 2006年−家族の誕生、V フォー・ヴァンデッタ 2005年−シリアナ 2004年−アイ、 ロボット、ヴェラ・ドレイク、ミリオンダラー ベイビィ 2003年−オールド・ボーイ、16歳の合衆国 2002年−エデンより彼方に、シカゴ、しあわせな孤独、ホワイト オランダー、フォーン・ブース、 マイノリティ リポート 2001年−ゴースト ワールド、少林サッカー 2000年−アメリカン サイコ、鬼が来た!、ガールファイト、クイルズ 1999年−アメリカン ビューティ、暗い日曜日、ツインフォールズアイダホ、ファイト クラブ、 マトリックス、マルコヴィッチの穴 1998年−イフ オンリー、イースト・ウエスト、ザ トゥルーマン ショー、ハピネス 1997年−オープン ユア アイズ、グッド ウィル ハンティング、クワトロ ディアス、 チェイシング エイミー、フェイク、ヘンリー・フール、ラリー フリント 1996年−この森で、天使はバスを降りた、ジャック、バードケージ、もののけ姫 1995年以前−ゲット ショーティ、シャイン、セヴン、トントンの夏休み、ミュート ウィットネス、 リーヴィング ラスヴェガス |
||||||
|