タクミシネマ                    フランキー・ザ・フライ

フランキー ザ フライ    ピーター・マークル監督

 フランキーという名前があるにも関わらず、言われたことは何でもすることから、フライと蔑称されるギャングのちんぴらを、デニス・ホッパーが演じる。
若い親分サルのもと、フライは使い走りをしていたが、自分だけでなくお気に入りのマーガレットにまで、あまりにも理不尽な扱いをする。
そのため、切れて復讐をする。
手際よくはないがとにかくサルを殺し、しかも、それをヴィデオに撮ることに成功する。

 ギャングが資金稼ぎにポルノヴィデオを作っている。
フライはその制作現場とサルのあいだを行ったり来たり、そして監督や出演者マーガレットを絡ませて、映画が展開する。
老年のフライは、六〇年代物にこだわりをもっており、自宅には現役のジュークボックスがある。
乗っている車は赤いサンダーバードのオープンである。

 監督のサルから禁止されているらしい競馬への投資、マーガレットの麻薬中毒とその立ち直り、フライのヴィデオ制作への関心などが話の中心だが、この映画で制作者は何を言いたかったのかまったく判らない。
ヴィデオ制作という劇中劇だって、特別新しいものではないし、映画制作の方法が新鮮なわけでもない。
美しい画面があるわけでもなく、むしろ平凡である。

 デニス・ホッパーがチンピラという設定が無理である。
彼の名前は、きわめてマニアックな映画制作者として半ば伝説化しているが、知的なゲーム者として高度な雰囲気を持っている。
デニス・ホッパーが大物でありすぎるため、この役柄が合わない。
1996年アメリカ映画。


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