|
|||
英語では、falling angelなのだが、それがなぜ、天使の涙になるのであろうか。 香港映画は撮影の前に脚本が出来ているのか、不安になるときがある。 たとえ出来ていても、撮影現場でどんどん変わってしまうのではないか。 ひょっとするとこの映画は、きちんとした脚本はなしに、大まかなコンテだけで作られたのではないか。 構成が弱い。 話は、殺し屋を職業とする若い男と、そのパートナーと称する若い女性とのからみから始まる。 この男女間には、微妙な精神的な関係はあっても、肉体関係はない。 殺人を繰り返しているうちに、彼は殺し屋稼業を辞めたくなる。 夜閉まった店を勝手に開いて、自分は店主と言っている。 この映画はストーリーを追って、主題を云々するより、現在の香港の若者の感覚を味わうものなのだろう。 論理の構築とは個人的な作業だから、個人の確立が遅れている後進国の論理は、すでに先進国で見たものばかりになる。 共感は体験を共有する中で生まれる。 | |||
<TAKUMI シネマ>のおすすめ映画 2009年−私の中のあなた、フロスト/ニクソン 2008年−ダーク ナイト、バンテージ・ポイント 2007年−告発のとき、それでもボクはやってない 2006年−家族の誕生、V フォー・ヴァンデッタ 2005年−シリアナ 2004年−アイ、 ロボット、ヴェラ・ドレイク、ミリオンダラー ベイビィ 2003年−オールド・ボーイ、16歳の合衆国 2002年−エデンより彼方に、シカゴ、しあわせな孤独、ホワイト オランダー、フォーン・ブース、 マイノリティ リポート 2001年−ゴースト ワールド、少林サッカー 2000年−アメリカン サイコ、鬼が来た!、ガールファイト、クイルズ 1999年−アメリカン ビューティ、暗い日曜日、ツインフォールズアイダホ、ファイト クラブ、 マトリックス、マルコヴィッチの穴 1998年−イフ オンリー、イースト・ウエスト、ザ トゥルーマン ショー、ハピネス 1997年−オープン ユア アイズ、グッド ウィル ハンティング、クワトロ ディアス、 チェイシング エイミー、フェイク、ヘンリー・フール、ラリー フリント 1996年−この森で、天使はバスを降りた、ジャック、バードケージ、もののけ姫 1995年以前−ゲット ショーティ、シャイン、セヴン、トントンの夏休み、ミュート ウィットネス、 リーヴィング ラスヴェガス |
|||
|