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「ボディーガード」は、ホイットニー・ヒューストンの魅力を見せる映画だった。 この映画は、ベストセラー小説の映画化だからでもないだろうが、彼女のワンウーマン映画ではない。 黒人の女性四人が主人公である。 彼女たちが、それぞれに悩みながらも、自分で自分の生活を作っていく。 この映画は、アメリカの女性が男性の経済的な庇護下になくても、いまや独力で生活できることを前提にしている。 ホイットニー・ヒューストンといえば、世界的な歌手=エンターテイナーである。 その彼女より、有名ではない他の三人の女性たちのほうが、はるかに存在感がある。 最初のうちは、どうしてもホイットニー・ヒューストンに眼がいってしまう。 専業主婦の女性が、黒人の夫から離婚される。
男性支配の社会では、男性のほうから女性に誘いをかけるのが、正当なルールだとされてきた。 しかし見事なまでに、結婚という言葉がでてこない。 専業主婦以外の三人は、職業をもっている。 原作は女性だろうと思うが、子供に対する男性の役割をはっきり示していた。 俳優でもあるフォーレスト・ウィティカーが、始めて撮った劇場用の映画である。 男性支配という既存の価値観が崩壊している。 1995年のアメリカ映画 | |||||||
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