タクミシネマ          恋はシリアル・キラー

恋はシリアル キラー  グレゴリー・ワイルド監督

 テンポの良いコメディーを期待して行ったが、なんかのんびりとした映画で、気が抜けた。
ホルスタイン柄というか、乳牛の白黒の斑模様がデザインの鍵で、すべてにこの柄が使われ、これが全編を貫くモチーフになっている。
まず、出演者が極端なメーキャップをしているが、それはかまわない。
しかし、セットをわざとおもちゃっぽくしている。それがどうもいただけないのである。

 亭主に離婚された中年女ワイノナ・スー・ターンパイク(バーバラ・チェンバリン)が、亭主をピストルで撃つ。
そして一念発起し、カントリー歌手になろうと家を出る。
遊び人の男エディーに拾われ、性病をうつされ、ベットシーンを盗み撮りされる。
その後コンテストで優勝。
そこへエディーが登場するが、ワイノナはまたピストルで射殺。
裁判から死刑直前に助かり、コンテストの司会者と結婚。

しかし、裁判官に撃たれ、盲目となり車椅子の生活に。
16才の時に生んだ黒人の子供が登場。
歌がヒット。
全国キャンペーンへ。
子供と亭主が出来て、彼女は飛行機とともに落ちる。
落ちたショックで健常者に戻り、子供と亭主の仲を見て激怒、また射殺。
刑務所のなかでエンド。

 話の筋はむちゃくちゃだが、たぶんアメリカ人なら笑えるところが多いのだろう。
アメリカ独特の音楽のような感じのカントリーの歌もやはり、西洋音楽の流れであることを知らされる。
ミュージカルのような仕立てになっていて、聞かせる。
原題は、「highway of heartache」
1994年カナダ映画。


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