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外見はまったく普通だけれど、毒殺することを無上の喜びとする男の実話をもとにした映画である。 映画はどんな意図で作られても構わないが、多くの場合、特に劇場で公開されることを前提にしているものは、制作意図に何らかの共感がなりたつものだが、この映画にはそれがなかった。 製作者は、なぜこの映画を作ったのだろうか。見おわって不思議な気がした。 主人公は、小さな時から化学に興味があり、その分野では出色の才能があった。 精神鑑定の結果、精神異常ということで刑を免れて、精神病院にはいる。 この主人公には、感情がない。 貧乏な時代には、犯罪の動機は、金、恨み、痴情と、はっきりしていた。 愛とか、ヒューマニズムが強調されるのは、それらが人間に受け入れられるはずだと言う前提があるからである。 この主人公が、感情を失った理由は判る。 この映画は、シネマカリテのレイト ショウである。 | |||
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