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盗んだ原爆を楯に、アメリカ政府から金を強請ろうという計画だが、同乗するファイターのクリスチャン・スレーターと自然公園の女性レンジャーが、阻止する話である。 映画は、ジョン・トラボルタとクリスチャン・スレーターのボクシングの練習シーンを、リングの真上から俯瞰してはじまる。 ジョン・トラボルタとクリスチャン・スレーターの設定が、ちょっと肯首できない。 最先端の機種に乗るファイターというのは、気力体力頭脳ともに優れている人間である。 映画というエンターテインメントは、まさに時代を反映している。 いまや美形という、生まれつきの資質が売りものにならない。 ジョン・トラボルタとクリスチャン・スレーターの、肉体と肉体がぶつかり合う最後の格闘シーンは派手である。 クリスチャン・スレーターを基地に連れ帰るために現地に派遣された軍人が、命令を無視するのはどうなのだろうか。 しかし、情報社会化する現在、新しいタイプの人間が登場するのに、組織が対応できないことは明かである。 工業社会では、マニュアルの整備で、判断基準を組織の下部へ下ろしたが、情報社会ではそれでは対応できなくなる。 正義派が主人公になり、正義派を中心に展開する映画が多いなかで、悪人が主人公と同等に扱われている。 原爆をボートからトラックに載せかえるシーンも省略されていたし、トラックから列車に載せかえるシーンもなかった。 | |||||
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