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もちろん、時間を移動することは、現在の理論では不可能とされている。 だから、この話しの前提が、すでに絵空事ではあるのだが、それでも充分に見せてくれた。 映画は、ブルース・ウィリスが射殺されるところから始まる。 そして、最後にこのシーンへと戻って映画は終わる。 時間を行きつ戻りつしながら、最初のところへと戻ってくる筋の運びが非常にうまい。 1996年に、動物愛護協会の狂った連中が、細菌を世界中にばらまく。 1990年のほうでは、時間をこえることはできておらず、未来から来た彼=ブルース・ウィリスは、狂人とされて精神病院に収容される。
ブルース・ウィリスは、再び1996年にやってくる。 全体的には、とてもおもしろかったが、いくつか疑問がある。 世紀末に出現する映画であろう。 情報社会への転換がうまく行かないと、せっかく入手した財産で、人類は自分の首を絞めることになりかねない。 時間を何度もこえていると、いつの間にか自分の位置が判らなくなり、どの次元が本当の自分だか判らなくなるのは、納得できる。 ブラッド・ピットが狂人を演じて、うまかった。 | ||||||||
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