ユレク・ボガエヴィッチ   
yurek bogayevicz

 ポーランド生まれ。ワルシャワ演劇芸術アカデミーを卒業し、俳優・監督として活躍。一家でアメリカ合衆国へ移住した。アメリカでは、セネア作『オイディプス』、ソフォクレス作『アンティゴネ』、ベルトルト・ブレヒト作<arturo ui>といった舞台を演出。<arturo ui>では、ロサンゼルス演劇批評家協会賞、ドラマローグ賞、ロサンゼルス・ウィークリー賞最優秀演出賞を受賞した。『アンナ』(88)で劇場用長編映画監督デビュー。この映画は批評家に絶賛され、主演のサリー・カークランドがゴールデン・グローブ賞を受賞、アカデミー賞にノミネートされた。続いて、ロマンティック・コメディ『スリー・オブ・ハーツ』(93)を監督。ウィリアム・ボールドウィン、ケリー・リンチ、シェリリン・フェン出演のこの映画は、ニューライン・シネマによって、全米公開された。3作目は、ミッキー・ローク、アンソニー・マイケル・ホール、アナベル・スコフィールド出演のサスペンス・スリラー『欲情の媚薬』(96)。この作品では監督のほかに共同脚本も担当している。
アンナ (1988/米) スリー・オブ・ハーツ (1993/米)
欲情の媚薬 (1996/米) ぼくの神さま (2001/米・ポーランド)

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